Japanese
English
TOPICS 神経内科学
脳ドックの現状と将来展望
Current status and future prospect of brain doc system
山口 修平
1
Shuhei YAMAGUCHI
1
1島根県病院局病院事業管理者
pp.486-487
発行日 2021年5月8日
Published Date 2021/5/8
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27706486
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
脳ドックの現状
脳ドックは脳卒中の予防を目的として,MRI装置が普及しはじめたわが国で1980年代後半にスタートした脳の健康チェックシステムで,30年あまりの歴史がある.脳ドックは全国にすでに600施設以上存在し,うち約300施設が日本脳ドック学会認定施設となっている1).数年前に行ったアンケート調査では,脳ドックの受診者は男性が6割を占め,年齢では43%が60歳以上,50歳代が31%,40歳代が19%,39歳以下が7%で,60歳未満が過半数を占めていた.そして3割程度はいわゆるリピーターであった.脳ドックで診断を行っている医師の専門分野は,脳神経外科が8割程度を占め,それ以外は脳神経内科,放射線科であった.
Copyright © 2021 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.