CT colonographyの現状と将来
CT colonographyの現状と将来展望
歌野 健一
1
,
根本 大樹
,
五十畑 則之
,
大谷 泰介
,
遠藤 俊吾
,
冨樫 一智
1福島県立医科大学会津医療センター 小腸・大腸・肛門科
キーワード:
下剤
,
死亡率
,
集団検診
,
術前診断
,
大腸腫瘍
,
大学病院
,
放射線影響
,
放射線防護
,
CTコロノグラフィー
,
公的医療保険
,
受診率
,
標準化
Keyword:
Cathartics
,
Hospitals, University
,
Mass Screening
,
Mortality
,
Radiation Effects
,
Radiation Protection
,
Colorectal Neoplasms
,
Colonography, Computed Tomographic
,
Not-For-Profit Insurance Plans
pp.1317-1322
発行日 2014年8月20日
Published Date 2014/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014373019
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大腸癌は日本人において罹患数が2位,死亡数が3位となっている.欧米では大腸癌の罹患数と死亡数は減少してきているのに対して,日本の大腸癌死亡者数が高止まりしているのは,食生活の欧米化に伴う罹患率の上昇に加えて,検診受診率の低迷と6割前後の精検受診率が原因として挙げられる.精検の中心である大腸内視鏡をつらいと考え避ける人も多く,内視鏡を補完する新しい検査法である大腸CT検査(CT colonography)が注目されている.2012年に大腸CT検査が保険収載されたことから,大腸CT検査の積極的な活用と,さらには遅れている検査の標準化やガイドラインの整備,読影医の育成が急務である.
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