Japanese
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連載 いま知っておきたい最新の臨床検査――身近な疾患を先端技術で診断
はじめに
Introduction
大西 宏明
1
Hiroaki OHNISHI
1
1杏林大学医学部臨床検査医学教室
pp.1203-1203
発行日 2021年3月27日
Published Date 2021/3/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu276131203
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- Abstract 文献概要
現代医療において,臨床検査が疾患の診断や治療方針の決定において果たす役割はますます大きくなっている.2018年末の医療法等の改正に伴う検体検査の精度確保の必要性や,2020年のCOVID-19パンデミックにおけるPCR検査の需要の増大により,臨床検査への関心も一段と高まった.本誌では,2017年に「臨床検査の最前線」と題して,東京大学矢冨裕教授の企画監修のもとに臨床検査に関する特集を実施したが,それからわずか3年の間に,遺伝子検査などを中心に多くの検査が保険収載され,まさに日進月歩の感を強くしている.また,バイオテクノロジーの進歩に伴い,これまでの検査の範疇に含まれないような新規の検査も開発されており,検査の臨床応用に向けた取り組みの発展には目をみはるものがある.
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