研究・調査
脂肪酸摂取の低減をめざした『糖尿病食事療法のための食品交換表』の活用方法
深津 章子
1
,
宮本 佳代子
1聖徳大学 人間栄養学部人間栄養学科
キーワード:
食事性コレステロール
,
栄養価
,
脂肪酸
,
大豆
,
卵(食物)
,
食事性炭水化物
,
チーズ
,
糖尿病
,
動脈硬化症
,
乳
,
献立計画
,
魚介
,
低脂肪食
,
食品交換表
Keyword:
Dietary Carbohydrates
,
Eggs
,
Diabetes Mellitus
,
Cholesterol, Dietary
,
Cheese
,
Seafood
,
Diet, Fat-Restricted
,
Fatty Acids
,
Arteriosclerosis
,
Menu Planning
,
Milk
,
Nutritive Value
,
Glycine max
pp.258-264
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2022099550
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飽和脂肪酸(SFA)および食事性コレステロール(Chol)摂取量を低減するための『糖尿病食事療法のための食品交換表』における食品選択方法を検討した。国民健康・栄養調査から求めた表別荷重平均SFA・Chol量を基に推算すると、炭水化物55%エネルギー(%E)以下の献立では、SFAエネルギー比率が7%E以上になった。そこで、SFA・Cholの主たる供給源となる表3と表5について食品を群分けし、表4については低脂肪乳を使用した場合の荷重平均栄養素量を求めた。炭水化物50%Eの献立において、表5を植物性油脂のみとし、表4から低脂肪乳を選択したうえで、卵とチーズの単位数を低減させることで、動脈硬化性疾患予防のためのSFA・Chol摂取量に適合できることが示された。
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