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特集 アトピー性皮膚炎の役立つ最新情報
臨床例
デュピルマブ投与後にぶどう膜炎を発症したアトピー性皮膚炎
A case of atopic dermatitis with uveitis after dupilumab treatment
本多 皓
1
,
入江 絹子
2
,
山本 俊幸
2
Aki Honda
1
,
Kinuko Irie
2
,
Toshiyuki Yamamoto
2
1星総合病院皮膚科
2福島県立医科大学皮膚科学講座
1Department of Dermatology, Hoshi General Hospital
2Department of Dermatology, Fukushima Medical University
キーワード:
アトピー性皮膚炎
,
ぶどう膜炎
,
結膜炎
,
デュピルマブ
,
経口JAK阻害薬
Keyword:
アトピー性皮膚炎
,
ぶどう膜炎
,
結膜炎
,
デュピルマブ
,
経口JAK阻害薬
pp.993-997
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003547
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・アトピー性皮膚炎(atopic dermatitis:AD)患者に,デュピルマブ投与を開始した4カ月後にぶどう膜炎を発症した.
・デュピルマブの有害事象として,デュピルマブ関連性結膜炎(dupilumab associated conjunctivitis:DAC)は広く知られるが,ぶどう膜炎はまれである.
・眼症状は経口ステロイド投与にて改善したが,ステロイド漸減に伴い皮疹が再燃.デュピルマブを中止し,バリシチニブ(経口JAK阻害薬)に切り替えたところ,皮膚症状は軽快,ぶどう膜炎の再燃もなかった.
(「症例のポイント」より)
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