Japanese
English
特集 他科との連携が重要な皮膚病
臨床例
歯科治療後に改善を認めた肉芽腫性口唇炎
Cheilitis granulomatosa shows significant improvement after dental treatment
牛田 真奈加
1
,
丸山 彩乃
1
,
高本 美智
1
,
在田 貴裕
1
,
加藤 則人
1
Manaka Ushida
1
,
Ayano Maruyama
1
,
Michi Komoto
1
,
Takahiro Arita
1
,
Norito Katoh
1
1京都府立医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Kyoto Prefectural University of Medicine
キーワード:
肉芽腫性口唇炎
,
歯性感染症
,
歯科治療
Keyword:
肉芽腫性口唇炎
,
歯性感染症
,
歯科治療
pp.40-43
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000004050
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・歯科治療後に速やかに改善した肉芽腫性口唇炎(cheilitis granulomatosa)の1例を経験した.
・歯科でのオルソパントモグラフィで両側上下埋伏智歯が指摘され,抜歯術を実施したところ,抜歯数日後から口唇腫脹の改善を認めた.
・肉芽腫性口唇炎では歯性感染症の治療後に症状が軽快したとする症例が多数報告されている.肉芽腫性口唇炎の原因となりうる歯性感染症は自覚症状に乏しいことが多く,本疾患を診断した際には歯科での精査が重要である.
(「症例のポイント」より)
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