Japanese
English
特集 予想外の皮膚病(意外な結末となった皮膚病)
臨床例
骨髄移植後に発症した晩発性皮膚ポルフィリン症
A case of porphyria cutanea tarda that developed after bone marrow transplantation
田中 宏治
1
,
辻 学
1
,
中原 真希子
1
,
中原 剛士
1
Koji Tanaka
1
,
Gaku Tsuji
1
,
Makiko Kido-Nakahara
1
,
Takeshi Nakahara
1
1九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野
1Department of Dermatology, Graduate School of Medical Sciences, Kyushu University
キーワード:
骨髄移植
,
晩発性皮膚ポルフィリン症
Keyword:
骨髄移植
,
晩発性皮膚ポルフィリン症
pp.888-891
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003931
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・骨髄移植後に発症した晩発性皮膚ポルフィリン症(porphyria cutanea tarda:PCT)の1例を経験した.
・患者は初診1年前に骨髄移植を行われ,初診時は両手背と手指の一部に痂皮を伴う水疱を形成していた.
・血液検査で肝機能障害と尿中ウロポルフィリンの上昇を認めた.
・PCTと骨髄移植の発症機序は明らかにされていないが,骨髄移植に伴う移植片対宿主病(graft versus host disease:GVHD)の影響を考えた.
(「症例のポイント」より)
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