Japanese
English
特集 角化症~角質の科学から考える~
臨床例
ボリコナゾール長期内服中に発症した多発日光角化症と有棘細胞癌
A case of squamous cell carcinoma during prolonged treatment with voriconazole for pulmonary aspergillosis
福島 有貴
1
,
木下 真直
1
,
三井 広
1
,
出口 順啓
1
,
島田 眞路
1
,
川村 龍吉
1
Yuki Fukushima
1
,
Manao Kinoshita
1
,
Hiroshi Mitsui
1
,
Nobuhiro Deguchi
1
,
Shinji Shimada
1
,
Tatsuyoshi Kawamura
1
1山梨大学医学部皮膚科学講座
1Department of Dermatology, University of Yamanashi
キーワード:
日光角化症
,
有棘細胞癌
,
ボリコナゾール
Keyword:
日光角化症
,
有棘細胞癌
,
ボリコナゾール
pp.268-271
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003344
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・ボリコナゾール長期内服中に発症した多発日光角化症と有棘細胞癌の1例を報告した.
・ボリコナゾールは造血幹細胞移植患者で使用頻度の高いアゾール系抗真菌薬だが,しばしば光毒性による光線過敏症を誘発することが知られている.さらに本剤の長期内服は,有棘細胞癌発症のリスク因子である.
・発癌メカニズムについては通常のUVB発癌のみならず,活性酸素の産生を介したUVA発癌機序も考えられている.
(「症例のポイント」より)
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