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特集 (新規)抗腫瘍薬~光と影~
臨床例
放射線治療とアベルマブ投与の併用が有効であったMerkel細胞癌
A case of Merkel cell carcinoma effectively treated by radiation in conjunction with avelumab
辻岡 馨
1
,
原 知之
1
Kaoru Tsujioka
1
,
Tomoyuki Hara
1
1日本赤十字社和歌山医療センター皮膚科
1Department of Dermatology, Japanese Red Cross Wakayama Medical Center
キーワード:
Merkel細胞癌
,
放射線治療
,
アベルマブ
Keyword:
Merkel細胞癌
,
放射線治療
,
アベルマブ
pp.394-397
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002909
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・側腹部という比較的まれな部位に発症したMerkel細胞癌を経験した.
・診断時点で左腋窩,左鼠径部,縦隔,傍大動脈,左骨盤内にリンパ節転移がみられたが,放射線照射とアベルマブによる免疫療法を試みて,一定の成果をあげた.
・進行期のMerkel細胞癌に対する放射線照射と免疫チェックポイント阻害薬の併用には注意を払うべき点もあるが,有用性が期待できる.
(「症例のポイント」より)
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