日常診療に役立つ豆知識
マラセチアの影響を考えるべき疾患と治療法
河合 修三
1
1皮フ科シュウゾー
pp.746-746
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002580
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マラセチアが原因で発症する代表的疾患に癜風があるが,その他,アトピー性皮膚炎,マラセチア毛包炎,新生児痤瘡,尋常性痤瘡などもマラセチアの影響を無視できない疾患と考える.また,マラセチアは脂漏部位の常在真菌であるので,脂漏部位の皮膚疾患の治療を行う際には,マラセチアを増殖させてしまうステロイド薬の使用を控えることが重要である.
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