Japanese
English
特集 好酸球が関与する皮膚病
Topics
痒みと好酸球
Possible roles of eosinophils in itch
端本 宇志
1
Takashi Hashimoto
1
1防衛医科大学校皮膚科学講座
1Department of Dermatology, National Defense Medical College
キーワード:
好酸球
,
痒み
,
瘙痒
Keyword:
好酸球
,
痒み
,
瘙痒
pp.498-503
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002509
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●痒みは「引っかきたいという衝動を催す不快な感覚」と定義される.
●痒みはヒスタミン依存性,ヒスタミン非依存性の2種に大別され,それぞれ急性痒み(持続が6週未満),慢性痒み(6週以上)の主たる原因となる.
●ヒスタミン非依存性痒みには種々の免疫担当細胞が関与しており,(1)痒みをおこす物質(痒みメディエータ)を放出する,(2)神経に直接作用する,(3)アレルギー免疫応答を調整する,などにより痒みを誘発する.
●本稿では,痒みにおける好酸球の役割を概説し,好酸球浸潤を伴う瘙痒性皮膚疾患を俯瞰した.
(「ポイント」より)
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