特集 頸部・項部の皮膚病
臨床例
頸部腫瘤を主訴に来院した良性対称性脂肪腫症(Madelung病)
萩原 宏美
1
,
岩田 洋平
,
沼田 茂樹
,
寺澤 晃彦
,
杉浦 一充
1藤田保健衛生大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
肝疾患-アルコール性
,
頸部
,
脂肪腫症-多発性対称性
,
腫瘤
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
X線CT
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Lipomatosis, Multiple Symmetrical
,
Liver Diseases, Alcoholic
,
Neck
,
Ultrasonography
,
Tomography, X-Ray Computed
pp.281-284
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2018202427
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<症例のポイント>四肢体幹に拡大する頸部腫瘤を主訴に来院し、アルコール性肝障害所見を認めたことより本症例を良性対称性脂肪腫症(Madelung病)と診断できた。特徴的な臨床像とアルコール性肝障害や糖尿病などの代謝異常を認める患者をみた場合は、本疾患を念頭に置くことが大切と考える。
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