特集 陥凹する皮膚疾患
臨床例
Moulin型線状皮膚萎縮症
渡会 晃
1
,
江藤 宏光
,
高須 博
1北里大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
強皮症-限局性
,
鑑別診断
,
生検
,
線状皮膚萎縮
Keyword:
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Scleroderma, Localized
,
Striae Distensae
pp.597-600
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014295752
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<症例のポイント>Blaschko線に沿って片側性に上下肢、体幹に及ぶ線状から連圏状に連なる萎縮性陥凹局面を認めた典型的なMoulin型線状皮膚萎縮症の症例を経験した。本症は国外では30例余りの報告例があるが、邦文での報告はみられていない。本症との鑑別としてPasini-Pierini型進行性特発性皮膚萎縮症、線状強皮症などがあげられ、それらとの異同についていまだ議論が続いているが、本邦における本症の疾患概念についての周知が必要である。
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