特集 陥凹する皮膚疾患
臨床例
Pasini-Pierini型進行性特発性皮膚萎縮症
藤田 有理香
1
,
小宮根 真弓
,
村田 哲
,
大槻 マミ太郎
1自治医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
胸部疾患
,
リポジストロフィー
,
鑑別診断
,
生検
,
斑状皮膚萎縮症
Keyword:
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Lipodystrophy
,
Thoracic Diseases
,
Anetoderma
pp.601-604
発行日 2014年7月1日
Published Date 2014/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014295753
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<症例のポイント>一般に、Pasini-Pierini型進行性特発性皮膚萎縮症は10年以上の経過でゆっくり症状が進行、完成されるが、半年という比較的急速な経過で症状が出現、拡大、固定した。高齢女性の前胸部から左乳房に片側性に大きな萎縮局面が広がり、その中に境界明瞭な陥凹局面が散在していた。病理組織像では、真皮の萎縮に加えて脂肪組織の変性像もみられた。
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