特集 網状を呈する皮膚疾患
臨床例
アナフィラクトイド紫斑の発症とともに色素性痒疹が再燃した症例
佐藤 良樹
1
,
高村 さおり
,
寺木 祐一
,
伊崎 誠一
1埼玉医科大学総合医療センター 皮膚科
キーワード:
Dapsone
,
Prednisolone
,
蛍光抗体法
,
紫斑病-Schoenlein-Henoch
,
鑑別診断
,
消化器系内視鏡法
,
痒疹-色素性
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Dapsone
,
Fluorescent Antibody Technique
,
Purpura, Schoenlein-Henoch
,
Prednisolone
,
Endoscopy, Digestive System
pp.239-242
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014143311
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<症例のポイント>アナフィラクトイド紫斑に色素性痒疹を合併したまれな症例を報告した。アナフィラクトイド紫斑には消化器症状が合併したが、消化器症状は紫斑に先行してみられ、消化器病変は十二指腸下行脚の多発性潰瘍・びらんであった。アナフィラクトイド紫斑に合併した腹部症状のため食事摂取困難となったことにより、ケトーシスをきたし、色素性痒疹が発症(再燃)したと思われた。
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