特集 発熱を伴う皮膚病
臨床例
壊疽性膿皮症の患者に発症したジアフェニルスルホンによる薬剤性過敏症症候群
遠藤 恵
1
,
種子島 智彦
,
大川 智子
,
井上 雄介
,
相原 道子
1横浜市立大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
Dapsone
,
Prednisolone
,
感染
,
鑑別診断
,
生検
,
膿皮症-壊疽性
,
薬剤性過敏症症候群
Keyword:
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Dapsone
,
Infection
,
Prednisolone
,
Pyoderma Gangrenosum
,
Drug Hypersensitivity Syndrome
pp.491-494
発行日 2017年5月1日
Published Date 2017/5/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017222952
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<症例のポイント>壊疽性膿皮症に対して投与されたジアフェニルスルホン(DDS)による薬剤性過敏症症候群(drug-induced hypersensitivity syndrome:DIHS)の症例を経験した。DDS(レクチゾール)投与開始15日後にリンパ節腫脹と発熱で発症し、再投与で再燃、再度の原因薬剤中止1週間後に紅斑の出現をみた。ステロイド内服中であり、紅斑は軽度であったが、好酸球増多や異型リンパ球の出現をみた。
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