特集 ざ瘡・ざ瘡様発疹
臨床例
妊婦に発症した好酸球性膿疱性毛包炎
佐藤 麻起
1
,
内田 敬久
,
守屋 真希
,
森下 恵理
,
池田 信昭
,
一山 伸一
1横須賀共済病院 皮膚科
キーワード:
Indomethacin
,
尋常性ざ瘡
,
鑑別診断
,
生検
,
経皮投与
,
妊娠合併症-血液系
,
皮膚疾患-顔面
,
毛包炎-好酸球性膿疱性
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Acne Vulgaris
,
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Facial Dermatoses
,
Indomethacin
,
Pregnancy Complications, Hematologic
pp.275-278
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013205727
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<症例のポイント>好酸球性膿疱性毛包炎(eosinophilic pustular folliculitis、以下、EPF)は1970年に太藤らによって報告された疾患である。顔面、体幹、上肢に毛孔一致性丘疹、膿疱が出現、掻痒を伴い、慢性経過をとる。病理組織学的に毛包、脂腺周囲に好酸球浸潤を認める。治療の第一選択はインドメタシン内服とされる。今回われわれは、妊婦に発症し、インドメタシン内服が禁忌であるため、インドメタシン外用治療を選択し、症状軽快した症例を経験したので、文献的考察を加え報告する。
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