特集 ざ瘡・ざ瘡様発疹
臨床例
悪性梅毒
中川 誠太郎
1
,
神戸 直智
,
若林 正一郎
,
山本 洋輔
,
宮川 健彦
1船橋市立医療センター 皮膚科
キーワード:
Amoxicillin
,
鑑別診断
,
水痘
,
経口投与
,
梅毒
,
梅毒血清反応
Keyword:
Amoxicillin
,
Administration, Oral
,
Diagnosis, Differential
,
Chickenpox
,
Syphilis
,
Syphilis Serodiagnosis
pp.279-282
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013205728
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<症例のポイント>全身に膿疱、牡蠣殻状の膿性痂皮が付着する紅斑、潰瘍が多発し、発熱、全身倦怠感、体重減少などの全身症状を伴った悪性梅毒の症例。commercial sex workerでありHIV感染は認めなかったものの、梅毒感染のリスクは高かった。栄養状態が不良であったこと、2期梅毒と思われる紅斑が出現してから適切な治療が開始されるまでに時間がかかったことが、悪性梅毒発症の原因と考えられる。治療開始直後にJarisch-Herxheimer反応を認めた。
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