特集 小児鼠径ヘルニアupdate
小児鼠径ヘルニアの感染予防対策
海野 彩
1
,
渡辺 稔彦
1
Aya Unno
1
,
Toshihiko Watanabe
1
1東海大学医学部小児外科
pp.77-80
発行日 2026年1月25日
Published Date 2026/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001438
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はじめに
小児鼠径ヘルニアは,小児外科領域で最も頻度の高い疾患であり,全小児外科手術件数の約30%を占めると報告されている1)。多くの小児外科医にとって最も多く経験する疾患であり,手術合併症を生じさせないこと,特に術後感染症(surgical site infection:以下,SSI)を回避することが重要である。小児鼠径ヘルニアにおけるSSIの発症はまれとされているが,ひとたび発症すると,追加処置に伴う疼痛・苦痛,通院の負担,さらには創部の整容的な問題など,患児およびその家族に少なくない影響を及ぼす。

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