特集 胆道閉鎖症の研究update
胆道閉鎖症減黄例に対する肝手術適応―線維化マーカー,および摘出肝病理組織所見からの検討―
納屋 樹
1
,
井原 欣幸
1
,
田村 恵美
2
,
市村 香代子
3
,
入江 理恵
4
,
中澤 温子
3
,
水田 耕一
2
Itsuki Naya
1
,
Yoshiyuki Ihara
1
,
Megumi Tamura
2
,
Kayoko Ichimura
3
,
Rie Irie
4
,
Atsuko Nakazawa
3
,
Koichi Mizuta
2
1埼玉県立小児医療センター移植外科
2埼玉県立小児医療センター移植センター
3埼玉県立小児医療センター病理診断科
4日本鋼管病院病理診断科
pp.183-187
発行日 2024年2月25日
Published Date 2024/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000729
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はじめに
胆道閉鎖症に対する肝門部空腸吻合術,いわゆる葛西手術の報告以降,長期自己肝生存が可能となっているが,胆道閉鎖症全国登録2021年集計によると自己肝生存率は15年47.1%,20年44.9%と成人までに半数以上が肝移植を必要としており,胆道閉鎖症に対する肝移植はその成績も含めて確立された治療であるといえる1,2)。
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