特集 腹腔鏡下噴門形成術―新技術認定制度に向けて
ラップ形成(Nissen-Rossetti法)
石橋 広樹
1
,
森 大樹
1
,
島田 光生
1
Hiroki Ishibashi
1
,
Hiroki Mori
1
,
Mitsuo Shimada
1
1徳島大学病院小児外科・小児内視鏡外科
pp.60-65
発行日 2024年1月25日
Published Date 2024/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000694
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はじめに
腹腔鏡下噴門形成術は,Nissen法,Toupet法,Nissen-Rossetti法があるが,成人では術後のつかえ感(dysphagia)を避けるためにToupet法が多く行われ,小児では特に重症心身障害児が多いこともありNissen法が選択されることが多い。そして,重症心身障害児では正常児に比べ,術後の再発率が高いことが知られている。再発形式としてはwrap migrationが最も多いと報告されている1)。
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