特集 喉頭・気管病変 治療の工夫と予後
声門下腔狭窄に対する肋軟骨移植術と長期予後
古田 繁行
1
,
大山 慧
1
,
川口 拓哉
1
,
西谷 友里
1
,
工藤 公介
1
,
渡邊 春花
1
,
森田 康太郎
1
,
新開 統子
1
,
北川 博昭
1
Shigeyuki Furuta
1
,
Kei Oyama
1
,
Takuya Kawaguchi
1
,
Yuri Nishiya
1
,
Kosuke Kudo
1
,
Haruka Watanabe
1
,
Kotaro Morita
1
,
Toko Shinkai
1
,
Hiroaki Kitagawa
1
1聖マリアンナ医科大学小児外科
pp.1065-1069
発行日 2023年10月25日
Published Date 2023/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000603
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はじめに
1960年代に新生児の長期人工呼吸器管理が可能となり,小児の後天性声門下腔狭窄の発生が増加した1)。その後,気道管理の向上により,新生児挿管管理患者における発生率は0.63~2.0%まで低下したが2,3),それでも先天性声門下腔狭窄の発生率をはるかに上回り,今日の小児声門下腔狭窄の主原因となっている。
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