特集 今日の小児肝移植
胆道閉鎖症移行期症例に対する肝移植の治療成績と適応
眞田 幸弘
1
,
佐久間 康成
1
,
大西 康晴
1
,
脇屋 太一
1
,
岡田 憲樹
1
,
平田 雄大
1
,
堀内 俊男
1
,
片野 匠
1
,
大豆生田 尚彦
1
,
高寺 樹一朗
1
,
関谷 菜津美
2
,
吉田 幸世
2
,
佐田 尚宏
1
Yukihiro Sanada
1
,
Yasunaru Sakuma
1
,
Yasuharu Onishi
1
,
Taiichi Wakiya
1
,
Noriki Okada
1
,
Yuta Hirata
1
,
Toshio Horiuchi
1
,
Takumi Katano
1
,
Takahiko Omameuda
1
,
Kiichiro Takadera
1
,
Natsumi Sekiya
2
,
Sachiyo Yoshida
2
,
Naohiro Sata
1
1自治医科大学消化器一般移植外科
2自治医科大学附属病院移植・再生医療センター
pp.609-617
発行日 2023年6月25日
Published Date 2023/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000477
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はじめに
胆道閉鎖症(biliary atresia:BA)に対する肝移植は一般的な治療となり,長期予後を含めたその治療成績はきわめて良好である1)。しかし,移行期BAに対する肝移植の適応とそのタイミングの判断には難渋することが多く,また治療成績に関してもコンセンサスは得られていない。
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