特集 肝移植手術を再考する
生体肝移植ドナー手術─右葉グラフト採取術
佐久間 康成
1
,
平田 雄大
1
,
岡田 憲樹
1
,
眞田 幸弘
1
,
大西 康晴
1
,
佐田 尚宏
1
1自治医科大学消化器一般移植外科
キーワード:
生体肝移植
,
右葉グラフト
,
バックテーブル
Keyword:
生体肝移植
,
右葉グラフト
,
バックテーブル
pp.45-51
発行日 2023年1月15日
Published Date 2023/1/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003116
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生体肝移植ドナー手術における右葉グラフト採取では,残肝が小さくなるため術前の肝容積測定が重要である。正常肝であれば,肝切除率70% までが安全基準と考えられ1),ドナーの安全性を考慮すると中肝静脈をつけない右葉グラフト採取がほとんどである。また,これまでドナー手術では大きな手術創が必要とされてきたが,さまざまな工夫により,小さな手術創でも安全な生体肝移植ドナー手術が可能となった。
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