特集 「低侵襲治療」小児への適応と可能性
経尿道的尿管結石破砕術
野田 卓男
1
,
谷本 光隆
1
,
納所 洋
1
Takuo Noda
1
,
Terutaka Tanimoto
1
,
Hiroshi Nouso
1
1岡山大学小児外科
pp.806-809
発行日 2022年8月25日
Published Date 2022/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000213
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はじめに
小児の尿路結石は成人に比べ頻度が低く,まれな疾患といえる。わが国における発生頻度は Sakamotoら1)の報告によると,10万人あたり全年齢で男性191.9人,女性86.9人で,10~19歳男性11.0人,女性7.0人とされている。10~19歳で男女とも全年齢の1割弱の発生率である。0~9歳ではさらに少なく,10万人あたり男児1.5人,女児0.8人と報告されている。また,全年齢層において男性の発生頻度が高い。
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