特集 「低侵襲治療」小児への適応と可能性
腎盂尿管移行部狭窄 経尿道的拡張術
小林 堅一郎
1
,
大橋 研介
2
,
吉澤 信輔
2
Kenichiro Kobayashi
1
,
Kensuke Ohashi
2
,
Shinsuke Yoshizawa
2
1東京都同胞援護昭島病院泌尿器科
2埼玉県立小児医療センター泌尿器科
pp.802-805
発行日 2022年8月25日
Published Date 2022/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000212
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
1983年Wickhamら1)が腎盂尿管移行部狭窄症に対する治療として尿道切開刀を用いた経皮的腎盂切開術を報告して以来,泌尿器内視鏡(endourology)の有用性が提唱されている2~4)。バルーンカテーテルによる拡張法は1974年Grüntzigら5)が冠動脈病変に対する施行を報告して以来,安全性・簡便性から尿路にも応用されてきている6~11)。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.