特集 「低侵襲治療」小児への適応と可能性
尿路結石砕石術 ホルミウムレーザー治療
石井 啓一
1
,
青山 真人
2
,
山肩 正輝
1
,
西原 千香子
1
Keiichi Ishii
1
,
Masato Aoyama
2
,
Masaki Yamagata
1
,
Chikako Nishihara
1
1大阪市立総合医療センター小児泌尿器科
2PL病院泌尿器科
pp.811-815
発行日 2022年8月25日
Published Date 2022/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000214
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はじめに
Ho:YAG(ホルミウムヤグ)レーザーは医療用のレーザーで,組織到達深度は1ショットあたりわずか0.4mmとされ,レーザーファイバーの先端を組織から5mm離すと組織に影響はないといわれており,近年さまざまな内視鏡下手術において広く安全に用いられている。小児尿路結石に対する外科治療においては,治療成績の向上はもとより,治療の侵襲を軽減し,将来の腎機能低下のリスクを回避することが重要である。砕石方法として,ホルミウムヤグレーザーを使用する頻度が高くなっており,治療成績も良好である。
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