特集 再手術の戦略と実際
臍ヘルニア
尾山 貴徳
1,2
,
野田 卓男
1,3
,
谷本 光隆
1
,
納所 洋
1
,
渡邊 日向子
1
Takanori Oyama
1,2
,
Takuo Noda
1,3
,
Terutaka Tanimoto
1
,
Hiroshi Nouso
1
,
Hinako Watanabe
1
1岡山大学病院小児外科
2福山市民病院小児外科
3姫路赤十字病院小児外科
pp.709-713
発行日 2024年7月25日
Published Date 2024/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000883
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はじめに
臍ヘルニアに対する臍形成術の術後合併症としては,縫合不全によるヘルニアの再発,創感染,血腫,漿液腫があげられる1~3)。また,これらの術後合併症を併発せずとも,臍窩が大きい,突出が目立つなど醜形のため患者の満足が得られないことがある。臍ヘルニアの再手術は縫合不全による臍ヘルニアの再発や醜形が主な適応となるが,肉芽腫を形成したため再々手術まで必要であった報告がある4)。
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