Japanese
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特集 Endourologyの手技と問題点
経尿道的腎尿管結石摘出術
Transurethral Ureterolithotomy
棚橋 善克
1
Yoshikatsu Tanahashi
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
pp.207-213
発行日 1988年3月20日
Published Date 1988/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204693
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はじめに
尿路結石を手術をせずに治療することは,永い間われわれ泌尿器科医にとって大きな課題であった。そのうち,尿管結石の手術によらない治療法としては,バスケットカテーテル法やループカテーテル法が以前から行われていたが,成功率が低いのみならず,合併症も多く5),あまり好ましい方法とは言いがたかった。
最近,尿路結石の治療法として,いくつかの非侵襲的な方法が立て続けに開発された。そのうちの一つがここに述べる経尿道的腎尿管結石摘出術である。本稿では,一般的に用いられている硬性尿管鏡を用いた手技と合併症を引き起こさないための要点を中心に述べることとする。
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