特集 再手術の戦略と実際
尿道下裂―尿道皮膚瘻に対するPATIO法―
大橋 研介
1
,
吉澤 信輔
1
,
内田 豪気
1
,
杉原 哲郎
1
,
菅原 大樹
1
Kensuke Ohashi
1
,
Shinsuke Yoshizawa
1
,
Gouki Uchida
1
,
Tetsuro Sugihara
1
,
Motoki Sugawara
1
1埼玉県立小児医療センター泌尿器科
pp.724-727
発行日 2024年7月25日
Published Date 2024/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000888
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はじめに
尿道下裂(以下本症)は術後合併症が多く,再手術を要することが多い疾患である。本症に対する再手術は,合併症として頻度の高い尿道皮膚瘻に対する瘻孔閉鎖術をはじめ,尿道狭窄に対する狭窄解除・尿道再建術,陰茎再屈曲や,尿道憩室に対する治療など幅広い。合併症一つを鑑みてもその状態・程度により再手術の内容は大きく異なり,本症に対する再手術を限られた誌面で述べることは困難のため,わが国の権威が執筆された成書を熟読されたい1)。
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