特集 未来を育む:青少年を支えるスポーツ医学
各論 小児スポーツ外傷・障害の予防と治療(リハビリテーション)
スポーツ外傷後のリハビリテーション
上田 雄也
1
Yuya Ueda
1
1神戸大学大学院保健学研究科リハビリテーション科学領域
pp.106-109
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002842
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
スポーツ中に生じる怪我のうち,外力により突発的に発生する急性外傷のことをスポーツ外傷といい,小児・青年期に発生しやすい。打撲や突き指,軽度の捻挫などであれば応急処置としてRICE[rest(安静),ice(冷却),compression(圧迫),elevation(挙上)]で対応することが多いが,靱帯損傷や半月板損傷,骨折など重度なスポーツ外傷の場合は,安静やリハビリテーションによりスポーツ休止期間が長期にわたることになる。スポーツ外傷後のリハビリテーションは,外傷によって生じた患部の機能低下の改善を目的に行われるが,その一方で,組織の再生には長期の時間を要することから,機能回復のみでスポーツ復帰が許可されるのではなく,治療プロトコルを把握したうえで判断する必要がある。

© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.

