特集 傷害予防—事故による健康被害の予防を目指す公衆衛生アプローチ
脳外傷後のリハビリテーションとその最近の動向
渡邉 修
1
1東京慈恵会医科大学附属第三病院リハビリテーション科
キーワード:
脳外傷
,
リハビリテーション
,
医療地域連携
Keyword:
脳外傷
,
リハビリテーション
,
医療地域連携
pp.446-455
発行日 2025年5月15日
Published Date 2025/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.036851870890050446
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ポイント
◆脳外傷は、若年層は交通事故、高年齢層は転倒・転落事故による場合が多く、いずれも、前頭葉を損傷しやすい。
◆受傷時の意識障害が重篤な重症例は、注意障害、遂行機能障害、記憶障害、社会的行動障害(自発性低下、易怒性等)などの高次脳機能障害が後遺する。
◆生活期は、医療機関と地域の社会資源の連携に基づくリハビリテーションと社会の理解が必須である。

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