特集 小児科医が診る神経発達症:小児科臨床と発達支援のクロスオーバー
総論
一般小児診療から支援機関や学校につなぐには
金原 洋治
1
Youji Kanehara
1
1かねはら小児科
pp.1533-1536
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002786
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はじめに
園で気になる子どもは10~30%の報告が多い。また,通常学級に在籍する学習や行動が気になる子どもは8.8%の報告があり1),特別支援学級や特別支援学校に在籍している子ども約3%を合わせると,10~15%程度は存在する。その周辺の子どもを含めるともっと多い。多くは,神経発達症の診断名があるか,神経発達症の特性が強い子ども達である。この数字は,気管支喘息と同じくらいの有病率であり,一部の専門医だけで診療できる数ではない。気管支喘息は,一般小児科医とアレルギー専門医が役割分担して診療を行っているが,神経発達症の子どもの診療も一般小児科医と発達専門医が役割分担して診療する必要がある。保護者は,子育て困難感を感じる場合が多く,しかも,保育所や幼稚園,学校生活での支援を多く必要とするため,保健,保育,教育,福祉関係者と連携し,協働しながら治療や支援を行う必要がある。

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