特集 小児科医が診る神経発達症:小児科臨床と発達支援のクロスオーバー
総論
心理・発達検査の見方と小児科外来でできる発達評価
直井 高歩
1
Takayuki Naoi
1
1株式会社日立製作所ひたちなか総合病院小児科
pp.1527-1532
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002785
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はじめに
小児科医は日常診療や乳幼児健診において,子どもの発達に関する相談を受ける機会が多い。しかし,正常発達には幅があり,異常との境界は必ずしも明確ではないため,判断に難渋することも少なくない。心理・発達検査は客観的な指標として有用であるが,実施には時間と労力を要し,評価や解釈には専門的知識が必要であるため,使用を躊躇する場合もある。一方で,適切に用いれば子どもの心理・発達を的確に把握でき,結果のフィードバックは治療的コミュニケーションとなり,支援の出発点ともなる。

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