特集 感染症2020―冬のインフルエンザ・夏のオリンピックに備える
トピックス
一般医療機関における伝染性疾患に対する備え
椎木 創一
1
1沖縄県立中部病院感染症内科
キーワード:
ちょうどよい備え
,
繰り返しの刺激
,
プチシミュレーション
Keyword:
ちょうどよい備え
,
繰り返しの刺激
,
プチシミュレーション
pp.113-116
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika125_113
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Summary
▪突然来院する感染症患者に対して常日頃から「ちょうどよい備え」をし続けたい.
▪感染対策は加減を誤ると曝露者が発生したり,日頃の診療に無用な苦労をかける.
▪① エボラ出血熱やラッサ熱,② 鳥インフルエンザや中東呼吸器症候群(MERS),③ 麻疹(または風疹),の3パターンに対して具体的な対策の流れを確認しておく.
▪目の前に現れていない感染症を現場の医療従事者に意識させるため,日頃から国際的な流行状況を把握して情報提供したり,プチシミュレーションを用いて刺激を与え続けることが必要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2020