特集 漢方で支える子どものQOL
各論
反復性腹痛・過敏性腸症候群
田中 聡子
1,2
,
二宮 正幸
2
TANAKA Satoko
1,2
,
NINOMIYA Masayuki
2
1久留米大学医療センター先進漢方治療センター漢方小児科
2医療法人幸栄会二宮医院
pp.327-330
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002294
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はじめに
外来で対応する小児の腹痛,便通異常には,一過性の便秘や急性胃腸炎の下痢など比較的短い期間で治癒する疾患がある一方,難治な症状をくり返し,診療ガイドライン1)に沿った西洋医学的な薬物治療でもなかなか効果が得られず,病悩期間が長くなるにつれて2次的に精神面や日常生活にも影響が及び,近年ますます増加傾向の不登校の原因にもなる反復性腹痛(recurrent abdominal pain:RAP),過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome:IBS)といった病態もある。

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