特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
消化器疾患
過敏性腸症候群
福島 豊実
1
1東京衛生病院内科
pp.149-151
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101496
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
過敏性腸症候群(IBS)は部位,症状を問わず,消化管機能と運動,知覚,中枢神経の生理学的関連,患者へのアプローチにおいて共通項をもつ広範囲の機能性胃腸障害群の1つで,排便の変化を伴う腹部の疼痛,違和感に特徴づけられる最も代表的な機能性腸障害である.精神的苦痛との相関性があり,患者独自の背景を認識し,良好な信頼関係のもとに診断と治療を進めることが大切である.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.