特集 漢方で支える子どものQOL
各論
胃食道逆流症(GERD),機能性ディスペプシア(FD)
和田 啓介
1
WADA Keisuke
1
1島根大学医学部小児科
pp.323-326
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002293
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
胃食道逆流症(GERD)とは,胃食道逆流(GER)によりひき起こされる食道粘膜障害と煩わしい症状のいずれかまたは両方をひき起こす疾患であり,食道粘膜障害を有する逆流性食道炎と胸やけなどの症状のみを認める非びらん性逆流症(NERD)に分類される。一方,機能性ディスペプシア(FD)とは,症状の原因となる器質的疾患がないにもかかわらず慢性的に心窩部痛や胃もたれなどの心窩部を中心とする腹部症状を呈する疾患であり,食後の胃部膨満感や早期飽満感を呈する食後愁訴症候群(PDS)と食事前後に関係なく心窩部痛や心窩部灼熱感を訴える心窩部痛症候群(EPS)に分類される。

© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.