今月の主題 内科疾患患者の生活指導
消化器疾患
過敏性腸症候群
佐々木 大輔
1
,
須藤 智行
2
,
阿部 達也
2
1弘前大学保健管理センター
2弘前大学医学部第1内科
pp.224-226
発行日 1993年2月10日
Published Date 1993/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901960
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●IBSは予後はよいが,経過が長い.
●食事指導は,特定の食物に不耐症を示すことがあり,牛乳不耐症の有無を必ず確認する.炭酸飲料などガスを発生しやすい飲物は避け,食物繊維を摂るようにする.
●規則正しい排便の習慣をつけ,余裕をもってトイレに行くよう指導する.
●ストレスを解消するために,軽い運動をさせるとよい.ストレスへの積極的な対応として自律訓練法を行うのもよい.
●市販の下剤を常用している患者が多いが,IBSでは下剤は少量にとどめる.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.