特集 不登校
不登校と疾患 過敏性腸症候群 腹痛の鑑別も含めて
竹中 義人
1
1たけなかキッズクリニック
キーワード:
鑑別診断
,
腹痛
,
分類
,
診療ガイドライン
,
機能性ディスペプシア
,
不登校
,
過敏性腸症候群
Keyword:
Classification
,
Diagnosis, Differential
,
Abdominal Pain
,
Practice Guidelines as Topic
,
Phobic Disorders
,
Irritable Bowel Syndrome
pp.817-820
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020280414
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<Key Points>(1)IBSなどの腹痛関連のFGIDsは国際的なRome IV診断基準で厳密に定義されている。(2)実際の日常診療ではあまりRome基準にとらわれすぎず積極的に診断をつけたい。(3)腹痛や便意促迫を訴えるIBSは不登校を合併しやすいが、とくに下痢型に多い。(4)ガス型IBSでの不登校ではいじめや精神疾患の存在に注意が必要である。(5)腹痛関連のFGIDsとODや片頭痛などの併存は不登校のリスクを高める。
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