特集 ここまでできる! プライマリケア―領域別で考えるプライマリケア医と専門医の役割
第6章:消化管
[腹痛,便通異常]過敏性腸症候群
二ノ宮 壮広
1
,
塩谷 昭子
1
1川崎医科大学 消化器内科
pp.831-835
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_831
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プライマリケアでここまでできる!
・病歴・血液検査および便潜血検査により過敏性腸症候群(IBS)が疑われる患者を診断できる.
・食生活・生活習慣の改善をベースとし,消化器系薬物の選択・治療を行う.
ここからは専門医に任せよう!
・器質的疾患が疑われる場合は消化器専門医に紹介したほうがよい.
・薬物療法を行ったうえで改善が乏しく,器質的疾患が除外されている場合は,心療内科専門医に任せる.

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