特集 小児内分泌を楽しく学ぼう
小児内分泌を楽しく学ぼう
一般病院,クリニックでみる小児内分泌疾患
小西 和孝
1
KONISHI Kazutaka
1
1阿武山こどもクリニック
pp.175-177
発行日 2024年2月1日
Published Date 2024/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001507
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はじめに
年間出生数の減少には歯止めがかからず,わが国の少子化はますます進行している。それとともに一般小児科を受診する患者数も減少傾向にあり,外来診療で扱う疾患の分布も大きく変化してきている。小児科の外来診療に占める感染症は,依然として大きな割合を占めるが,以前に比べ重症例は少なくなり,発達障害・不登校など心の問題や育児・成長発育に対処しなければならない割合が増加している。一般診療に加えて,それぞれの専門分野を扱う個人医療機関も増加してきている。内分泌領域においても同様で,なかには成長ホルモン治療や1型糖尿病治療に特化した個人医療機関も存在する。
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