今月の主題 よくわかる内分泌疾患
画像診断
一般X線検査から内分泌疾患を発見するコツ
逸見 浩美
1
,
久保 敦司
1
1慶応義塾大学医学部・放射線診断科
pp.1924-1928
発行日 1991年11月10日
Published Date 1991/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901217
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外来診療時の単純X線写真が内分泌疾患の発見の糸口となることは少なからずある.一般の単純X線写真で内分泌疾患を発見する場合には,1)内分泌腺そのものの異常を発見する場合と,2)標的臓器の異常を発見する場合がある.たとえば,前者では腫瘍による周囲への浸潤,圧排による正常構造の変形,破壊などで,後者ではホルモン異常による骨の異常代謝の像などがあげられる.
本稿では,内分泌疾患に関連して,単純X線写真上で異常所見を呈するものについて述べることにする.
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