症例
経時的Magnetic Resonance Imagingで恥骨骨髄炎の合併が判明した化膿性閉鎖筋炎
星加 史郎
1
,
北澤 克彦
1
,
木山 崇
1
,
浜﨑 亮
1
,
馬 敏宰
1
,
佐藤 名帆子
1
,
土居 秀基
1
,
野村 隆之介
1
,
荒川 真梨子
1
,
小林 宏伸
1
,
仙田 昌義
1
,
久保田 茂樹
1
,
本多 昭仁
1
HOSHIKA Tokio
1
,
KITAZAWA Katsuhiko
1
,
KIYAMA Takashi
1
,
HAMASAKI Ryo
1
,
MA Minjae
1
,
SATO Nahoko
1
,
DOI Hideki
1
,
NOMURA Ryunosuke
1
,
ARAKAWA Mariko
1
,
KOBAYASHI Hironobu
1
,
SENDA Masayoshi
1
,
KUBOTA Shigeki
1
,
HONDA Akihito
1
1総合病院国保旭中央病院小児科
pp.1392-1396
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001067
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はじめに
化膿性筋炎は骨盤や下肢の骨格筋に好発するまれな細菌感染症であるが,重篤化し得るため緊急性の高い疾患である1)。骨盤内化膿性筋炎は感染巣が深部に存在し症状が非特異的であるため,磁気共鳴画像法(magnetic resonance imaging:MRI)なしには早期診断は困難である2)。閉鎖筋炎は化膿性筋炎の約20%を占め3),近年わが国でも小児例の報告が散見される。しかし,小児化膿性閉鎖筋炎に合併する骨盤骨骨髄炎については報告例が少なく,診断や管理については不明な点が多い。
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