特集 分子標的薬を極める
総論
分子標的薬のこれから バイオ医薬品の現状と展望
日向 昌司
1
,
石井 明子
1
HYUGA Masashi
1
,
ISHII-WATABE Akiko
1
1国立医薬品食品衛生研究所生物薬品部
pp.175-179
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000754
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はじめに
近年,疾患にかかわるさまざまな分子や機構が明らかになってきており,それらの分子に特異的に作用する分子標的薬の開発が進められている。分子標的薬は,化学合成で製造された低分子量の化合物と遺伝子組換え技術で製造されたバイオ医薬品に大別される。
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