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増刊号 小児疾患診療のための病態生理3―改訂第6版―
Ⅲ.神経疾患
12.細菌性髄膜炎,結核性髄膜炎,無菌性髄膜炎
Bacterial meningitis, tuberculous meningitis, aseptic meningitis
細矢 光亮
1
HOSOYA Mitsuaki
1
1福島県立医科大学小児科学講座
pp.298-303
発行日 2022年12月23日
Published Date 2022/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000562
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はじめに
髄膜炎の病態は,くも膜と脳軟膜に囲まれたくも膜下腔における炎症であり,一般には髄腔内への炎症細胞の浸潤(髄液細胞数の増加)により評価する。髄液細胞数の増加があり,細菌が検出されたものが細菌性髄膜炎,真菌が検出されたものが真菌性髄膜炎であり,細菌や真菌が検出されないものが無菌性髄膜炎である。無菌性髄膜炎の多くはウイルス性髄膜炎である。
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