特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
感染症
細菌性髄膜炎
中村 権一
1
1麻生飯塚病院総合診療科
pp.527-531
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101596
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激しい頭痛,発熱をきたす疾患は多いが,そのなかでも細菌性髄膜炎は急速に進行する疾患の1つであり,死亡率も高く初療医の迅速な診断と治療がその後の予後を変えることになる.注意深い病歴から常に髄膜炎を疑い,身体診察では特に項部硬直の有無を確認する.発熱,頭痛などを訴える患者で,少しでも細菌性髄膜炎が疑われるのであれば患者やその家族に十分説明し腰椎穿刺を行うべきである.
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