特集 妊娠高血圧症候群2024
臨床編:予知・予防
低用量アスピリン療法
川端 伊久乃
1
KAWABATA Ikuno
1
1日本医科大学付属病院女性診療科・産科
pp.1367-1371
発行日 2024年10月10日
Published Date 2024/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001751
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はじめに
妊娠高血圧症候群(HDP)の根本的な治療は,妊娠の終結であることは今も変わりない。しかし,two step theoryなど発症機序の一部解明,ハイリスク症例の認知,HDPに対するプレコンセプション・インターコンセプションケアの重要性の普及などによって,その管理は大きく変化している。こうしたなかで,近年では低用量アスピリンを用いた妊娠高血圧腎症の発症予防効果が注目されている。
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