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生殖領域 GQ-28 低用量アスピリン+ヘパリン療法の適応は?
佐藤 善啓
1
,
杉 俊隆
1
1杉ウイメンズクリニック不育症研究所
pp.1531-1536
発行日 2017年10月31日
Published Date 2017/10/31
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000193
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血液凝固異常と不育症との関係は広く知られており,後天的な血栓症素因(thrombophilia)としては,抗リン脂質抗体が最も重要なものの1 つであると位置づけられている。最近,抗フォスファチジルエタノールアミン(PE)抗体,第 因子欠乏症,プロテインS 欠乏症などが注目されており,それぞれの不育症との関係が示唆されている。今回これら血液凝固異常における病原性,低用量アスピリン+ヘパリン療法の適応についてエビデンスに基づき概説する。
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