特集 新生児のケア,検査,治療の工夫―筆者はこうしている
検査・治療の工夫 体腔穿刺
小寺 孝幸
1
KODERA Takayuki
1
1加古川中央市民病院小児科
pp.1275-1279
発行日 2024年9月10日
Published Date 2024/9/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001722
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はじめに
体腔穿刺のうち,小児科医,新生児科医が新生児医療に従事するうえで必ず習得する必要があるのは胸腔穿刺,腰椎穿刺である。胸腔穿刺は,特に緊張性気胸の場合には迅速かつ正確に手技を行う必要がある。また腰椎穿刺は,中枢神経系の感染症の診断のために状態の悪い児に行うことも多く,できるだけ成功率を高めるためのポジショニング,準備を心がけるべきである。本稿では,胸腔穿刺および腰椎穿刺について当院での施行方法を解説していく。
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